フランチャイズ相談所

個別指導FCの終焉?明光義塾さん、今までご苦労様でした!!

ざっくりいうと

・明光義塾の第三四半期決算で連結赤字になる見込みと発表

・個別指導塾という業態の終わりを示唆している

・未経験でもFCで塾ができる、という流れを作った明光義塾は本当にすごい

個別指導塾FCという「業態」の限界か

竹村:「明光義塾!今までご苦労様でした!」というね、林さんはちょっと言いづらいタイトルですね(笑)

林:すみません、ちょっと・・・(笑)

竹村:まあ明光の方とも仲良かったりするもんね(笑)

林:なんでこんなタイトルなんですか?!(笑)

どうしたんですか明光義塾さん!(笑)

竹村:いや、敬意を込めてね、本当に「ありがとうございました!」という意味もあるんですけど(笑)

(明光の)第三四半期の決算が出たんですよね。

それを見て、ちょっと思うところがあるので、話をしてみたいと思うんですが。

そもそも、明光義塾さんは「株主目線」をかなり意識されていて、上場企業の中でもかなりきちんとやっている会社だと思います。

もちろん、目線だけでなくて実際の株主還元も良くて。

2年ぐらいまではずっと増配していたんですよね。

林:そうなんだ。

竹村:だけど2015年〜2016年ぐらいから業績がずっと悪くて。

決算なんかも非常に丁寧に書いていただけるので、生徒の減りっぷりがよく分かってしまうんですけども(笑)

2020年の第二四半期の決算までは、前年よりも増収増益だったんですよ。

通期の予想も、据え置いたんですよね。

で、すごいなと思っていたら今度の第三四半期で、僕から見てもこれはギブアップかなあと。

もちろん、コロナでということにはなってますけど。

コロナで生徒募集期にも集めることができなくて、連結決算では赤字になる見通し、と。

それと同時に役員報酬の減額をIRしていて、これがちょっと話題にもなってるんですけど。

林:なるほどねえ。

竹村:僕の解釈だと、本当にこれくらいしか、株主に対してのPRがないというか(笑)

一応はコロナの影響ですとなってますが、残念ながら僕にはそんな風には解釈できなくて。

これは、個別指導塾という業態の、一時代の終わりですよね。

林:うーん。

明光義塾が「個別指導」を広めた功績は大きい

竹村:このチャンネルでも、ジョイフルさんが一気に閉めるというニュースに関連して、ファミレスっていうのも僕が子供の時からある業態で、やっぱり一時代が終わるのはしょうがないという話をしましたけどね。

個別指導塾もね。

明光義塾さんが最初のFC展開をするのは、今から34年前ですね。1984年。

林:うん。1984年は、僕が生まれた年ですね。

竹村:ああ、そうですか!

林さんが生まれた年に始めてだよ、そこからずっと流行ってたんだよ。

もちろん、似たような業態はあっただろうけど、この「個別指導塾」というものをFCとして業態化したのは、明光義塾ですよ。

ファミレスと同じで、当時の状況は今と全く違うんだよね。入試の状況が違った。

小学校のクラスなんて10何クラスあって、子供がいっぱいいて(笑)

まあ、落ちこぼれっていうのもたくさんいたわけよ。

高校入試だって、今のような状況じゃないんだよね。

成績が悪い人は、県立に入れないし、私立に行かないといけない。

「私立に行かなきゃいけなかったら、うちには金がないから中卒で終わる・・・」みたいなさ。

それぐらい子供が多かった時代の、落ちこぼれ対策ということから、元々は出てきたんですよね。

林:なるほど。

竹村:明光さんが凄かったのはね、業態を作ったことですよね。

「1:3!個別指導!」っていって、1:1より、1:3の方がいいんだ!というね。

さらには、「ちゃんとした正社員の先生よりも、大学生の方がいい!」って言うんだから。

林:うん。確かにすごい。

竹村:当時、僕がナガセ(東進)に入ったときに、明光義塾ができ始めていて。

やっぱり、東進から見ても「何言ってんだ?!」って感じなんですよね。

「正社員よりも大学生の方がいい?!1:1より3の方がいい?!」みたいな(笑)

でもこれにも、ちゃんと理屈はあってね。

1:1って言えば、家庭教師なんですよ。

でも家庭教師の1:1って、無駄な時間が多いんですよね!

林:うんうん。

竹村:これやってみて、って言って、他の生徒をみる。これなら確かに1:3でいける。

自分(先生)がいない時でも、ちゃんとやると言うのが大事だ、っていう理屈なんですよね。

学校の先生の言うことは聞かなくても、ちょっとイケてる大学生のお兄ちゃんの言うことだったら聞くし、子供はモチベーションが上がって喜んで塾に行くようになると。

それがあって1対3の個別指導塾っていうのが定着したんですよね。それを真似ていろんな個別指導塾ができてきて。

言い方もあるんだよね。

「個人指導じゃなくて個別指導なんです。個別指導は1対3で、個別指導の方が伸びるです」と言う。

この理屈はすごいなと思いましたね。

林:個別指導塾の元祖で35年も流行ったけど、ピークはきたかな、と言う感じ?

竹村:「補習」というところが、途中から分からなくなったんですよね。

学校の勉強についていけない人がターゲットだったけど、「学校の勉強についていけない」という生徒だけだと、商売にならなくなったんですよ。

もっと広いニーズを取り込んだんだろうね。

それなりにできる子も個別指導塾に行き始めて、大学生の講師と接してモチベーションが上がるのは良いとなったわけですよ。

だから、伸びていったわけですよ。

元々のニーズとは違うニーズまで取り込んで行って伸びていったというね。

素晴らしい功績ですよね。

塾業界がフランチャイズで繁栄したのも明光義塾の功績

竹村:あと大きいのは、塾業界というものに、「フランチャイズ」を導入して貢献したということですよね。

塾未経験の高卒の人がオーナーをできたわけだから。

これはすごいことですよね。

林:そうですね。

竹村:明光義塾がなかったら・・・と思うとね。

フランチャイズっていうと、今でもコンビニを除けば(メインは)外食とか塾だよねと言われるわけですからね。

林:じゃあ武田塾がフランチャイズ展開で繁栄してるのも、明光義塾さんのおかげなんですね。

竹村:それはあると思いますね。

未経験でも塾ができるっていう流れを作ったのは明光義塾だと思いますよ。

「勉強も好きじゃなくていい。その方がむしろ良いんです!」みたいなね。

「高卒の方でも学習塾ができます!」とか。

武田塾でも、塾業界未経験のオーナーさんいらっしゃるじゃないですか。新潟の方のオーナーさんとか。

林:いらっしゃいますね。

竹村:あの方なんて、普通に考えたら絶対に武田塾には来ないじゃないですか。

林:そうですねえ(笑)

竹村:あの人は転職サイトなんですよ。

元々大手の転職サイトに登録して、だから転職する気だったんですよ(笑)

でもちょっと流石に歳だしなあとかも思っていて、そしたらとあるFCの塾から、スカウトメールっていうんですけど、それが届いたわけですよ。

「転職じゃなくて、学習塾をやるという方法もありますよ!高卒・未経験でもできる!」と書いてあって。

そこから未経験でもできるんだと思って色々調べ始めたら、武田塾のやり方が自分が勉強して一級建築士取ったときと同じだと思って、「これだ!」となってきたわけじゃないですか。

林:そうですよね。

竹村:未経験の人が、塾どころか予備校までオーナーになれるという流れを作ったのは、やっぱり明光義塾ですよね。

林:その流れにヒーローズさんとかも乗ってたわけですもんね。

竹村:うん!だからやっぱりすごいなと。

本当に明光義塾さんには敬意を評したいですね。

僕の今の仕事ができているのも、明光義塾さんがあったからというのも、ゼロではないです。

だから、ご苦労様でしたというのは本当にそういう意味で(笑)

もうオワコンだよ!というだけじゃないんですよ。

ただ今後どうやっていくかっていうのは見えないですね。

正直明光義塾の教室というのはクローズしていくと思います。

これは仕方がないですよね。時代の流れだから。

林:そうなんですね。

竹村:でも塾っていうのは地域密着だから、明光義塾だってその地域で地域密着で結果を出している校舎だったら伸びていくだろうし。

ただ、明光義塾の看板だったり、個別指導塾という看板で生徒が来るという時代ではないですよね。

もちろん、明光義塾型のチェーンはみんな厳しいと思います。

ヒーローズなんかは後発で、めちゃくちゃコストを安くしてるから、生徒の損益分岐の人数ってのは低いけど。

やっぱりその60〜70人集めないといけないということになると、厳しいと思う。

林:元祖の明光義塾がこれだけ苦戦してるんだから、他の1:2とか1:3の学習塾は厳しいですよね。

竹村:いや、明光義塾の創業者の渡邊さんだって、絶対に想像していなかったと思いますよ。

こんなに30数年も、子供が4割も減っちゃうところまで流行るなんて。

本当にここまで、長らく流行ってきたと思います。

そういう意味での、ご苦労様ということです。

これから明光義塾のフランチャイズに加盟するのは失敗?

明光ネットワークが展開する「明光義塾」は、個別指導塾として最大規模のFCです。

ただし、動画の中で竹村さんが言っていたように、「明光だから」と生徒が勝手に集まってくる時代ではありません。

これから加盟してチャンスのある地域もあるでしょうが、

一般的な個別指導塾では、FCブランドだけで集客できる見込みは下がっており、地域密着して実績を出すことが重要です。

明光義塾を検討されている方は、独自のWEB戦略で全国300校舎を展開する「武田塾」や、ヒーローズなど他のFCと生徒単価や経費をよく比較されることをおすすめします。

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