フランチャイズ相談所

いきなりステーキのペッパーフードサービスが新会社JPを設立!

もくじ

ペッパーフードサービスが「ペッパーランチ」事業だけを分社化

5月に入ってから「いきなり!ステーキ」の自粛休業が急増

ペッパーフードサービスの新会社「JP(ジェイピー)」とは?株価への影響は?

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ざっくりいうと

・ペッパーフードサービスが一部事業を分社化

・資金繰りのため事業売却を狙うためか

・一方でいきなりステーキは休業が続出

ペッパーフードサービスが「ペッパーランチ」事業だけを分社化

林:ペッパーフードサービスが、ペッパーランチを新会社に移行!

竹村:はい。これはね、GWに入った途端くらいに出てきたニュースなんですけどね。

林:はい。

竹村:4/30の発表ですね。ペッパーフードというのは、「いきなり!ステーキ」をやっている会社ですね。

林:はい。

竹村:元々はペッパーランチという業態があって、その新業態として「いきなり!ステーキ」が出てきて、そのいきなりステーキが流行って廃れた、みたいな。

林:そうですね。

竹村:そのペッパーフードサービスが新会社を作るという発表があって、新会社は「JP(ジェイピー)」と言います。

林:はい。

竹村:どういう会社かというと、ペッパーランチだけを分離させた、ペッパーランチの会社なんです。

林:つまり儲かっている部門だけを移動させるっていう感じでしょう?

竹村:そうです。儲かっているペッパーランチだけを移動させて、株主は100%ペッパーフードサービスなんですね。

林:はい。ということは、会社を売却するのかなって感じがしますよね。

竹村:そうですね。普通に考えたらそういう売却か、もしくは、(新会社は)収益がいいから、そこでお金を借りるっていうのはあるかもしれないです。

林:うーん。なるほど。

竹村:けど、おそらく前者でしょうね。親会社のペッパーフードサービスについては、去年の12月くらいから、というか2年くらいずっと財務的には厳しくて。

林:はい。

竹村:去年の12月の段階の数字で、現金が24億7千万に対して、借入が82億ですね。

林:うーん。なるほど。

竹村:それも1年以内の短期借入が32億ですよ。

林:ほうほうほうほう。

竹村:だいたい2億6千万くらいずつ、毎月返して行かなきゃいけない(笑)

林:なるほどね。

竹村:でも、手元には24億円しかない。だから、そのままいけば明らかに(倒産への)カウントダウンをしていると。

林:はい。

竹村:で、去年新株発行したんですけど、第三者割当増資で。だけどそこからまた株価が下がっちゃったから。

林:あーなるほど。

竹村:結局60億円以上集まる予定だったのが、10数億円しか集まらなくて。ダメじゃないですか。そこにコロナでしょ。

林:コロナ前から危なかったわけだもんね。

竹村:「いきなり!ステーキ」の方は、この状況では戻らないよね。

林:新会社だけが儲かっていて、親会社が潰れてしまったらどうなるんでしょうね。親会社が潰れたら、新会社は(親会社の)資産だから、そこから債務の返済なんかに充てるわけで。

竹村:そうですね。

林:どうなるんだろう。

竹村:上場している会社で、(今回の分社化を)株主総会の決議がなくてやっているわけでしょ。

林:うーん。

竹村:調べたら、似たような事例はあったんですよ。東芝。東芝もヤバかったじゃないですか。

林:あーそれで儲かっている部門を切り離したりしてましたよね。

竹村:そうそう。あれも、似たような事例じゃないですか。

林:半導体の部門をね(切り離して売却した)。

竹村:そう。

林:ペッパーフードサービスも同じことを狙ってるんですかね。

竹村:うーん。でも、東芝と(状況が)ちょっと違うし、一瀬さんの賭けなんでしょうね。

林:うーん。

竹村:おそらく、僕は売却すると思います。売却説8割。

林:はい。

竹村:(新会社の)JP(ジェイピー)が、30億円くらいにはなると思うんですよね。

林:うんうん。

竹村:おそらく(そのキャッシュで)半年から1年くらいをなんとかするんじゃないですかね。

林:うーん。

竹村:じゃあ、そこからなんとかなるのかっていう話ですよ(笑)

林:アフターコロナまでもたせるために、ペッパーランチを現金化して資金繰りをもたせるのが狙いなんじゃないかってことですよね?

竹村:うん。すっごいギリギリの策ですよね。

林:うーん。だって不採算部門しか持ってないってことになるもんね。「いざとなったらペッパーランチがある」と思って投資した人だっているかもしれないもんね。

竹村:そこ(ペッパーランチ)は現金を生んでいたからね。

林:そう。

竹村:だから僕は「上場企業でこんなこと出来るの?」って思ったんだけど。

林:そうですよね。

竹村:そこにきてもう一つ驚くことがあって、この発表の後に、「いきなり!ステーキ」の閉店(営業自粛)が増えているんですよ。

林:へええ。

5月に入ってから「いきなり!ステーキ」の自粛休業が急増

竹村:5月に入ってから、いきなりステーキは自粛休業が相次いでいるんですよ。閉めなきゃいけないっていう業態じゃないから不思議ですよね。

林:へえ。なんでだろう。

竹村:このいきなりステーキの閉め方は急ですよね。

林:閉めた方が、補助金がもらえると踏んだとか?

竹村:うーん。かといってこれ、1店舗閉めるごとに50万円もらえるわけじゃないからね。

林:うーん。

竹村:もちろんスタッフの給料はいらなくなるから。

林:そうですね。

竹村:いきなりステーキは、少しは客が入ってる方だな、と思ってたんですよ。このコロナの中では。

林:そうなんだ。

竹村:自粛に疲れたら、ちょっといきなりステーキ行こうかなっていう客は、いるような気がするんですよね。僕は。

林:そうですよね。

竹村:全く閑散とするような感じでもないと思うから、この休業については、ちょっと僕は意味が分からないんですよね。

林:なるほど。

竹村:僕は最初はちょっと、「この社長(一瀬社長)は何も考えてなくて軽いだけの社長かな」と思っていたんですけど。

林:(笑)

竹村:叩かれ始めてからインタビューなんか読んでいると、ちょっと偏ってはいるけれども、まあ、名経営者ではあるんですよね。

林:はい。

竹村:だからここまで伸びてきたと思うし、伸びてきたというのも、本当に色々ありましたからね。

林:はい。

竹村:一番最初はBSE問題がありましたよね。ペッパーランチだって全部牛ですから。売上は激減ですよ。この時はフランチャイズしていたからね。

林:はい。

竹村:立ち直ったと思ったら今度は店長による不祥事があって。チェーン店としてはそういう事件の影響は大きいよね。その後またO-157による食中毒が発生しちゃう(笑)

林:ああ、ありましたね。

竹村:あれも、調理法が(問題)とまで言われたからね。

林:(肉が)生でくるから。

竹村:そう。だから、(ペッパーフードは)何度も谷に落ちて、その度に大きくしてきたっていう会社なんですよ。

林:うん。

竹村:いきなりステーキがダメになった頃のインタビューなんだけど、「谷の先にはさらに大きな山が待っている」と。狂牛病とか従業員の不祥事の時もそうでした・・と続いてるんだけどさ。

林:はい。

竹村:そういう哲学というか、ロマンでやっているところがあるもんね。

林:そうなんですね。

竹村:どんな谷でも乗り越えられると思っていらっしゃると思うし。年齢的にも大変だろうに、こんなのが好きなのかなと思っちゃうよね(笑)

林:でもそう考えると、本当にどんな問題が起きても乗り切っているわけですから、今回も生き延びるような気がしてきましたね(笑)

竹村:最後まで『月間食堂』でインタビューをやり続けてて、このオープンさも好感度が高いし。

林:そうですよね。

竹村:この分社化っていう作戦だって、「もしかしたら・・・」と思わせるものはあるよね。

林:うん。

竹村:玉砕だ!ってことはないと思うんですよ。息子さんだって会社に入れてるし。

林:はい。

竹村:本当に必死でやられていることは間違いないし、もしかしたら復活もあるんじゃないかなと思っています。

林:はい。

ペッパーフードサービスの新会社「JP(ジェイピー)」とは?株価への影響は?

JP(ジェイピー)は、ペッパーフードサービスの新会社で、「ペッパーランチ」事業の運営会社です。

ペッパーフードサービスの子会社JPの会社概要は下記の通りです。

設立予定日(分割日) 2020年6月1日
資本金 1000万円
代表取締役 一瀬邦夫
所在地 東京都墨田区大平4-1-3
事業内容 「ペッパーランチ」事業の運営

新会社は株主総会による承認のいらない、「簡易新設分割」の方法で設立される予定です。

2020年5月16日現在のところ、ペッパーフードサービスの株価は1株500円を下回る水準で推移しており、新会社発表を受けて大きく改善・下降するような事態にはなっていません。

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