フランチャイズ相談所

【パイオニアの明光義塾が苦戦中!?】どうして個別指導塾のフランチャイズはたくさんあるの?

明光義塾の決算の発表がありました

:竹村さん、明光義塾の決算発表がありました。

竹村:今回、8月までの、一年間の決算の短信が発表されました。

結構これは塾業界では驚いています。

悪い悪いってことはずっと言われていました。

生徒数が減っている、とは言っていたんですけれど。

それでもこの会社は株主を大事にする会社で、IRとか非常に上手にやっていました。

「明光義塾の本業の業績は落ちても、こんなことをやって支えている」みたいな感じで、ずっと丁寧に発表したのです。

それが今回、これだけ減っているっていうのが明確にわかるような出し方をしてきました。

生徒数が今もう60人台になっているんですよね。

塾業界でも、ついに明確に書いたか、という反応をしています。

明光義塾の発想は斬新だった!

竹村:明光義塾についてはまず、すごいFCなんだとお話ししておきたいです。

成り立ちはけっこう武田塾と発想が似ているんですよ。

その時の常識から見たら、おかしな塾なんです。

武田塾だと「自学自習」「授業はいらない」って言って、インパクトがあります。

同じように明光義塾は最初、「大学生が教える1対3の個別塾」ってインパクトがあったんですね。

その時に勢力のあった塾は「こんなのは塾じゃない」って言っていたわけですよ。

発想としては家庭教師っていうのがまずあったんです。

家庭教師じゃ伸びないだろう、と創業者の渡辺さんは考えたのです。

家庭教師はいつも後ろにいて、生徒を見ています。

すると依存していくわけです。

それじゃあ伸びなかった。

先生がいない時間があった方がかえって良いのではないか。

だから1対3だという話なんですよ。

商売のために強引に1対3を個別って呼んだと思われていますが、実際には1対3の方が学力が伸びるんだという発想なんです。

そこは今の武田塾の、授業は伸びない、自学自習の方が伸びるんだ、と言っているのと似ていますよね。

業界で言われていたことをひっくり返す点では同じなんですよ。

明光義塾は、林さんが学生の頃にはけっこうメジャーでしたか?

:もう大きかったです。

竹村:その10年前、20年前ぐらいはそうじゃなかったんです。

今はもう塾と言ったら個別指導塾という感じになっています。

だけどそれは明光が作って、その明光を真似てたくさん色んなものが出た結果です。

今の学習塾の業界は、明光義塾が基を作ったと言っても過言じゃないと思っています。

そのくらい素晴らしいモデルだったんですね。

ただ、この10年非常に悪くなりました。

その話を、今回の決算を絡めて次回お話します。


個別指導のパイオニア、明光義塾が苦戦中?

10月に、明光ネットワークジャパンの決算短信が発表されました。

その中で、この数年間で教室数と生徒数が減っていることも発表されました。

個別指導塾は明光義塾以外にも多くあるために苦戦していることがわかります。

  2014年 2015年 2016年 2017年  2018年
教室数 2,137 2,137 2,102 2,074 2,029
生徒数 135,731 136,890 130,259 125,219 116,374

(データ引用:http://www.meikonet.co.jp/investor/financial/

しかし明光義塾は個別指導塾のパイオニアです。

明光義塾は30年以上も前から、個別指導を行っており、その頃からフランチャイズ展開をしていました。

実は、個別指導塾はフランチャイズ展開をしやすいのです。

明光義塾を運営する株式会社明光ネットワークジャパンとは

所在地 東京都新宿区西新宿7丁目20番1号
(住友不動産西新宿ビル 29F/30F/32F)
設立 1984年(昭和59年) 9月
代表者 山下 一仁
資本金 9億7,251万円

(2018年11月22日時点)
(引用:http://www.meikonet.co.jp/corporate/outline.html

明光ネットワークジャパンはどんな事業をしているの?

現在明光ネットワークジャパンが展開している事業は、以下のとおりです。

・明光義塾
・東京医進学院
・明光サッカースクール
・明光キッズ
・早稲田アカデミー個別進学館

東京医進学院を子会社化したのが2009年のことです。

その後2011年、2012年のうちにサッカースクール等の3つの事業を新たに始めました。

学童クラブのような機能を持ち、小学校低学年から預かる明光キッズ。

難関校を受験する生徒のための、早稲田アカデミー個別進学館。

これまで明光義塾を利用していた生徒とは別の層に向けた事業を展開することで、拡大を図っています。

なおこれらの事業のうち、

・明光義塾
・早稲田アカデミー個別進学館

の2つの事業ではフランチャイズの加盟オーナーを募集しています。

フランチャイズ展開している2つの事業はどちらも個別指導型の塾です。

個別指導塾はフランチャイズ展開に向いている!?

フランチャイズ展開をする個別指導塾は多くあります。

大きな特徴は、未経験のオーナーでも大丈夫だという点です。

つまり教育に携わった経験が無くてもオーナーになれるのです。

さらに生徒に教える講師はアルバイトの大学生です。

それでも生徒の学力を伸ばせるというのが、個別指導塾の強みです。

特別なオーナーや特別な講師がいなくてもできるということです。

フランチャイズ展開して多くのオーナーを成功させるためには欠かせない要素を、明光義塾は持っていたのです。

明光義塾が個別指導塾を始めた頃、塾は基本的に集団授業をしていました。

集団授業で生徒の成績を伸ばすためには、講師に高い質が求められます。

ですから大学生に講師をさせてしまえる明光義塾が出てきた当初、既存の塾からはあり得ないという声が上がったのです。

確かに、講師の質を求めている塾の方が成績を上げられそうですよね。

ですが1対3の個別指導は、丁度良い距離感で生徒の勉強を見守ることができました。

そのため成績は伸び、生徒や親御さんから個別指導塾が選ばれました。

明光義塾は教室や生徒がだいぶ減ってしまった!

:引き続き、明光義塾の決算発表についてお願いします。

竹村:今回の決算で、明光義塾がこれだけ減っているっていうのが明確になり、少し塾業界もざわっとはしています。

本当にこの10年厳しかったのです。

生徒は減少しました。

ピークが一応2008年くらいになるようです。

そこから教室は純減で100減っています。

1教室あたりの平均の生徒数も10名から15名、ピーク時から減っています。

10年前からそういうふうになっているんで、色んな対策は打ってきました。

宣伝広告でサボローとかやりました。

あれもうまくいかなかったので、普通のキャラクターに戻してますけど。

その他にも、新規事業もやりました。

明光キッズを随分前からやりましたが、なかなかうまくいっていません。

それでもスクールIE、チャイルド・アイズを学童FCってことでやりました。

他にサッカースクール、あとは早稲アカと組んだものがありますね。

:一緒のやつが池袋とかにありますね。

竹村:あれも、まだ4つか5つしかないです。

新事業は、要はターゲット違うところを取ろうという戦略です。

しかしうまくいっていません。

社長も、元TBSの田上さんという方が活躍して、中の雰囲気は変わってきたと聞きます。

だけど業績としてはかなり厳しいです。

元々創業時にあった自学自習に原点回帰するようなことを言っています。

:新規事業が当たらなかったので、まずは本業に戻ろうというわけですね。

メガフランチャイジーを連結子会社化!

竹村:あとはあれやっています、直営に。

:切り替える、というやつですね。

竹村:明光義塾にはメガフランチャイジーがすごく多かったんです。

最初MAXISを買ったのが、4年くらい前ですか。

あの時はけっこう衝撃でした。

その後2つ目3つ目と続いていますが、その価格もけっこう安いんですよ。

あの値段で売るということは、一校舎このぐらいしか利益出てないのかなっていうのがわかります。

うまくいっていないことをIRする感じになっていました。

:これについては僕もちょっと思うところがあります。

明光義塾についてで動画三本は長いですかね。

竹村:でも動画は毎日更新になっていますからね。

大丈夫でしょう。


これからの塾業界はどうなるの?

現在の塾業界の大きな悩み事は、差別化です。

様々な個別指導塾があり、しかも似た内容の塾が多くあります。

他塾との違いを出して、集客に結び付けることは重大な課題となっているのです。

現在、明光義塾は、

・入会金が0円
・MEIKO式コーチング

を大きな売りとしてアピールしています。

MEIKO式コーチングは、2018年に導入されたばかりの指導方法です。

学習したことについて生徒が講師に話すことで、理解を深めるというものです。

これは2020年の教育改革を意識したものです。

教育といえば、今後様々なことが変わっていくと話題になっています。

センター試験は大学入学共通テストに代わり、記述式の問題が導入されます。

これによって、自分の考えたことを文章にする能力を問われることとなります。

MEIKO式コーチングはこの変化に対応するためのものです。

さらには小学校から高校までの全学年で教育内容が見直されます。

2020年には小学校で変更が行われ、それから順次、上の学年でも教育が変わっていきます。

この変化に合わせて、英語やプログラミングに特化して教える教室も増えています。

たとえばプログラミングに特化した教室に「ロボ団」があります。

ロボ団の場合、他の教室と比べても長めの5年のカリキュラムを組んでいます。

算数や理科との学習と絡めながら、最終的には現在よく使われる「Python」というプログラミング言語を習得できるという内容です。

ただ差別化するだけでなく、他の塾が真似しにくい特色を持つ必要があります。

そのために、それぞれの塾や教室はいかに差別化するかを模索しています。

なので加盟を検討する際には、大手だから成功しやすいとは言い切れないところに注意が必要なのです。

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