フランチャイズ相談所

フランチャイズにおける臨店の意味やスーパーバイザーの役割について

フランチャイズにおける臨店の意味やスーパーバイザーの役割について

フランチャイズ経営は初心者や未経験の方でも比較的成功しやすいビジネスと言われていますが、とはいえ開業準備や開業直後は資金的にも肉体的にも非常に大変な時期です。ビジネスの成功は、この時期を上手く乗り越えて、経営を軌道に乗せられるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

しかしフランチャイズビジネスでは、本部から派遣された「スーパーバイザー(SV)」が臨店し、経営指導やアドバイスを行なってくれるといったサポートが受けられます。今回はそんな臨店の意味や目的、スーパーバイザーの役割について学んでいきましょう。

フランチャイズで欠かせない臨店とは

お店の看板

臨店(りんてん)とは、一言で表すと「店舗を訪問すること」となります。同義語として「訪店(ほうてん)」という言葉もあります。

金融業界では「裁量臨店(臨店)」という言葉がよく使われ、「金融庁が金融業者の健全性を検査するために訪れる」という意味があります。作家の池井戸潤さんの人気小説「半沢直樹シリーズ」や「花咲舞シリーズ」の中でも裁量臨店が描かれており、テレビドラマ化もされています。

しかし、フランチャイズにおける「臨店」は、本来の「店舗訪問」を指します。より詳しくご説明しますと、各店舗の経営状態を確認するため、フランチャイザー(フランチャイズ本部・本社)が派遣したスーパーバイザー(SV)が、店舗を巡回することを意味します。

スーパーバイザー(SV)の役割

スーパーバイザーとは、複数の店舗を管理・統括する存在です。「指導者としての役割も担うマネージャー」とイメージすると良いでしょう。英語表記(Supervisor)を略して、SVとも表記されます。さらに、本部からの指示や戦略、決定事項などを各店舗に伝達する機会もあるため、本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)の架け橋として、非常に重要な存在です。

スーパーバイザーによる臨店の4つの目的

ではここからは、臨店を行う目的や必要性について具体的に見ていきましょう。フランチャイズにおける臨店には、以下の4つの目的があります。

目的1.加盟店の経営・運営状態の確認

臨店に訪れたスーパーバイザーはまず、各店舗の経営・運営に問題はないかをチェックします。チェックポイントとしましては、店舗内外の設備や安全性に加え、清掃が行き届いているかどうかの衛生状態や、商品陳列、来店客の動線など、非常に細かい項目に分かれています。またスタッフの身だしなみや接客態度、挨拶や声の大きさなども、重要なチェックポイントです。チェック項目はフランチャイズ本部によっても変わりますが、ここで挙げたポイントはどの臨店時でも見られていると考えてよいでしょう。多い場合数十項目にも上りますので、常日頃からお客様目線の経営・運営を心掛けるのが一番です。

目的2.コンサルティング・指導

経営・運営状態の確認で不備が見つかった場合、その場で指示・指導を受けられる場合と、後日指示・指導が入る場合があります。店舗内外の清掃状態や商品陳列など、すぐに対応できるものはその場で改善しましょう。その場ではすぐに対応が難しいことに関しても、疑問点や不安点はその場で解消し、具体的な改善策を明確にしておきましょう。

目的3.加盟店の問題点を本部に伝達

経営状態の確認、指導を経て、本部へと伝達すべき事由があった場合、スーパーバイザーは臨店結果をまとめ、報告を行います。この報告は、加盟店の問題点だけではなく、加盟店(オーナー)から出た要望や提案も含めます。スーパーバイザーからの報告を受けた本部は検証・分析し、新たな指示や戦略を打ち出すという流れになります。

目的4.本部からの指示を加盟店に伝達

先ほども少し触れましたが、スーパーバイザーには本部からの指示や戦略、決定事項などを各店舗に伝達する、パイプ役としての機会もあります。店舗経営は、時代や社会情勢の変化に適応していかなければならないものなので、フランチャイズ本部では随時販売戦略や接客マニュアルの見直し・改良を行っています。そういった戦略転換や決定事項を伝えるのもスーパーバイザーの仕事の一つです。もちろん本部からオーナーに直接連絡や通知がくるケースもあります。


本部と加盟は利害関係が一致した存在なので、臨店を行うことは本部、加盟店の双方にとって大きな利益に繋がります。しかしスーパーバイザーの臨店を集客アップ、売上アップに繋げられるかどうかは、結局のところオーナーの裁量に委ねられます。スーパーバイザーから受けたアドバイスや指示を真摯に受けとめ、スタッフへの伝達事項があった際は、迅速かつ適切に行ないましょう。

スーパーバイザーとの関係構築は経営成功の大きな鍵

料理を運ぶウェイター

スーパーバイザーは本社(本部)勤務の社員が担当するケースがほとんどですが、決して本部側の人間というわけではありません。本部と加盟店の架け橋として、むしろ加盟店側の目線も持ち合わせた人でなければ務まりません。そのためスーパーバイザーは、現場で長年スタッフとして働き、副店長、店長、オーナーとして店舗経営の経験を経た後、「本社異動―スーパーバイザー」というケースが多いようです。

あなたがオーナーとして臨店を迎える際、本社からのチェックに緊張したり不安を感じたりすることもあるかもしれませんが、スーパーバイザーは店舗経営に関する知識を備えたマネジメントのプロです。より良い店舗作り・経営成功のために、萎縮するのではなく、積極的に質問・相談してみましょう。

フランチャイズにおける臨店の意味とSVの役割|まとめ

今回は、フランチャイズにおける臨店についてお届けしました。臨店の意味や目的、スーパーバイザーの役割についても詳しくご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?スーパーバイザーは本部と加盟店を結ぶ架け橋として、非常に重要な存在です。開業直後は経営面での不安も大きく、肉体的にも精神的にも大変な時期ですが、スーパーバイザーは経営ノウハウに精通したマネジメントのプロです。店舗経営を成功に導くためにも、良い関係を築きましょう。また、臨店時のチェックポイントもご紹介しましたので、ぜひ参考にされててください!

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