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個人事業主なら知っておきたい事業主貸とは?事業主借との違いも解説

個人事業主なら知っておきたい事業主貸とは?事業主借との違いも解説

今回は個人事業主必見の事業主貸事業主借の違いについて詳しく解説します。個人事業主の方は自ら会計処理や経理業務をする際にそれらの知識が必要不可欠となるため、確定申告の仕方や帳簿付けも含めてしっかりと理解しましょう。

事業主貸と事業主借の違いとは?

計算機と用紙

事業主貸と事業主借はいずれも個人事業における会計処理の際に必要な勘定項目であり、法人事業には存在しません。個人事業を始めて間もない時期は、会計士などの専門家を雇う余裕が無い場合もあることから、会計処理や確定申告は事業主自身で行う必要があります。そこで、事業主貸と事業主借の違いについて見ていきましょう。

事業主貸とは?

事業主貸とは、個人事業において事業に直接関係の無い支出を意味します。株式会社や法人企業の社長や代表などには該当しない自営業者や、フリーランスとして働いている方は、事業において事業用のお金とプライペートなお金を区別することが難しくなります。そもそも個人事業の場合、事業主本人に給与を支払うという概念が存在しません。その為、事業主貸を行うことによって、事業のお金を生活費や税金など、事業とは関係のないプライベートな支出に当てるのです。

事業主貸の使用例

個人事事業において、実際に事業主貸の使用例は以下の4つとなります。

①事業名義の銀行口座から生活費のためのお金を引き出す

②事業名義のクレジットカードでプライベートな支出の支払いを行う

③事業名義の銀行口座から各種税金や国民年金を支払う

④自宅の一部を事務所の一部として利用し、家事按分を行う

上記いずれかに該当する場合には会計処理の際に「事業主貸」という勘定項目を使用することになります。ちなみに④の家事按分とは、個人事業によって自宅の一部をオフィスや事務所として利用する際に、光熱費や家賃の一部を経費として計上することを指します。基本的には坪面積の割合などで家事按分を行い、事業用で使用している一部を経費、プライベートな空間は事業主貸として処理します。

事業主借とは?

一方事業主借とは事業主借の対義語になり、事業運営に必要なお金を個人口座等から引き出した場合など、事業に直接関係の無い所からの収入を意味します。具体的に説明しますと、事業運営に必要なお金を準備する際に、銀行からの融資以外に個人の資産から必要資金を持ち込む場合が生じるため、そのお金を「事業主借」、つまりその事業の負債として処理することになるのです。

事業主借の使用例

個人事業において、実際に事業主借の使用例は以下の3つとなります。

①事業運営に必要な設備費やその他雑費を事業主のプライベート用のクレジットカードで支払う

②運営資金の一部を事業主の個人口座から支払う

③事業用の銀行口座に利息が付与

上記いずれかに該当する場合には、会計処理の際に「事業主借」という勘定項目を使用することになります。③に関してですが、事業用の銀行口座に預金利息、つまり利子がついた際にはその利子の金額を事業主借として処理します。

事業主借と事業主貸の確定申告の際の処理方法

通帳

以上で事業主貸と事業主借の違いについて解説しましたが、理解して頂けたでしょうか。端的に言いますと、事業主貸が事業用の資金をプライベートな支出に当てることで、事業主借はプライベートな資金の一部を事業運営に必要な資金として当てることを意味します。これらを踏まえた上で確定申告の際の処理方法や注意点について一緒に見ていきましょう。

日頃からの帳簿付けを入念に行う必要がある

個人事業主は毎年一定の時期に事業の収支計算を行った上で、税務署に確定申告をすることが義務付けられています。しかし、個人事業の場合は先程も述べたとおり、事業のお金とプライベートなお金を扱うことがあるため、事業の収支計算を行う際に困惑しないためにも、日頃から帳簿付けを入念に行う必要があります。事業主貸と事業主借は事業の収支には関係ないものである為、確定申告の際は双方の具体的な金額を計算した上で相殺し、その残高の差額を元入金として振り返る必要があります。元入金とは法人における資本金を意味し、その事業を始める上で事業主が用意した開業資金や準備資金です。

事業主貸は経費にはならない

個人事業の場合は確定申告の際、多くの経費を計上することによって、所得額を減らすことができます。それに伴い、所得税や住民税、事業税などの節税対策となります。しかし、事業主貸は経費として扱えません。というのも、経費とはその「事業」に必要な運営費やその他雑費を意味しますが、事業主貸はあくまでも事業とは関係の無いプライベートな支出だからです。その為、事業用の口座からお金を使ったとしても、事業主貸の場合は経費にはならないのです。

確定申告の際必要な場合は専門家に依頼する

確定申告は個人事業主の義務であり収支管理や帳簿付けは事業主の責任となりますが、とはいっても会計や税金の素人にとってそれらを完璧に行うことは難しく申請漏れが生じてしまう場合もあり、税務署などから通告を受けることもあります。そのため、どうしても不明点がある場合には税理士や会計士などを雇い、専門家のアドバイスを受けながら滞りなく確定申告の準備を行いましょう。

事業主貸と事業主借の違い|まとめ

今回は事業主貸と事業主借の違いや確定申告の際の注意点について詳しく解説しました。事業主貸と事業主借は初めて耳にする方にとっては不明な点があると思いますが、要は個人事業において「事業のお金」と「私的なお金」を区別し管理するための勘定項目となります。個人事業の場合は事業主自ら会計処理や帳簿付け、また確定申告をする必要があるためそれらを滞りなく行うためには、事業主貸、事業主借の違いも含め会計に関する知識をしっかりと深めておきましょう。

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