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事前に知っておきたい個人事業主として起業する際のメリットと注意点

事前に知っておきたい個人事業主として起業する際のメリットと注意点

今回は個人事業主として開業する際のメリットと注意点について紹介します。実際に開業するとなると必ず何らかの問題に直面することは仕方ないですが、それらの対処法や知識を知っているのといないのとではビジネスのその後の成功に大きく関わってくるのでしっかり理解しておきましょう。

何が違うの?個人事業と法人事業

個人・法人事業の定義

個人・法人事業の細かな違いを見る前にまず双方の定義について考えていきましょう。個人事業とはその名の通り個人が主体となって運営される事業や企業を指します。「自営業」という言葉の方がより馴染みがありますが、その規模や業種は関係なく、個人経営の飲食店から大企業まで個人が主体となって展開されている事業はすべて該当します。

一方、法人とは義務や権利の主体が人間以外に帰属し展開される事業です。一見ややこしそうな定義ですが皆さんもよく医療法人〇〇大学病院や一般財団法人〇〇研究所など聞いたことはないでしょうか。名前に法人が含まれる組織や団体は、個人(人間)から切り離された法人格を持っており、責任も法人そのものが請け負う事になっているため、例えば何か問題が生じた際に特定の個人に責任転嫁されることはありません。それでは双方の細かな違いについても見ていきましょう。

個人事業と法人事業の違い

個人事業、そして法人事業の大きな違いとしてまず事業責任の帰属先が違います。例えば銀行から融資を受ける際、前者の場合その事業のオーナーもしくは代表名義でお金を借りますが、後者の場合は決してその企業や組織の最高責任者ではなく、企業名義として融資を受けることになります。そのためもちろん銀行口座開設の際の手続きの仕方や審査等も異なります。

仮に銀行から融資を受けたのは良いものの、途中で返済が不可能になってしまった場合、個人事業の場合は名義本人の個人財産から返済することになりますが、法人の場合はその企業の資本や財産から返済することになります。

個人事業主として起業するメリットとは?

”スーツ姿の男性”

メリット①事業が比較的始めやすい

法人事業の開業に比べると、個人事業主として開業することによって、開業の際に必要な手続き等を簡単に済ませることができます。個人事業主として開業するには最寄りの税務署もしくは国税庁のホームページから「開廃業等届出書」を取り寄せ記入し提出すれば開業のための手続きはすべて完了になります。一方法人として事業を始める場合は「定款(ていかん)」と呼ばれるその企業や事業内容を細かく記した文書の作成や、「登記申請書」などの複雑で面倒な手続きを済まさなければ開業することはできず、事業を始めるまでにかなりの時間と労力を費やしてしまうことになります。

メリット②青色申告を利用できる

所得がある人が税金の支払いのためにおこなう確定申告の方法には青色申告と白色申告の二種類があります。双方の違いは、青色申告は日々の細かな帳簿付けが必要で白色申告は簡単な税申告手続きになります。しかし、青色申告を利用することで最高65万円の申告特別控除が利用できたり、赤字を3年間繰り越せたりとそれなりのメリットがあります。また、個人事業を開業し家族を従業員として雇った場合、家族への給与を経費として申告できるため、節税対策にもなります。

たいてい個人事業を開業したての方や所得収入の低い方は白色申告が適用されますが、事前に税務署に申請することで青色申告を利用できる場合もあるのでぜひ利用してみましょう。

メリット③自由度の高い働き方ができる

個人事業主として開業する際の最大のメリットはなんと行っても事業運営に自分の意志が反映しやすく自由度の高い働き方ができるということです。サラリーマンやOLなど会社から雇われる側の人間として働いたことのある方ならわかると思いますが、個人事業では自分がその事業のトップになるわけですから上司の指示を仰ぐことのなく自分にあった経営方針で事業展開することが可能です。 個人事業主になったら雇われる側から従業員を雇う側になるためいくら自由度の高い働き方ができるといっても経営者としての意識を持ち、部下や従業員の教育や指導に責任を持つことを忘れないようにしましょう。

個人事業主として起業する際の注意点

本を読む女性

個人事業の場合、事業が比較的始めやすい、青色申告が利用できる、自由度の高い働き方ができるといったメリットもありますがその一方で個人事業主として開業する際に注意しなければならないことがあります。円滑に事業展開して行くためにも事前にしっかり理解しておきましょう。

社会的信用の獲得

法人事業に比べて、社会的信用の獲得という点に関して個人事業は圧倒的に不利な状況にあります。例えば銀行から融資を受ける際や事業取引を行う際に、大手企業や知名度の会社に比べたら個人事業の場合融資額が低かったり、取引契約がなかなか結べなかったというデメリットがあります。

しかし、法人、個人事業であろうと事業を始めたての時期は誰もが直面する壁です。どのようにしたら顧客が獲得できるのか、また取引先を見つけられるのか、試行錯誤しながら工夫して事業展開していくことは経営者として必要なスキルの一つです。

税金や収入・支出の管理や手続き

個人事業を始めた際、収入・支出の帳簿付け、各社会保険への加入、また税金の申告などはすべて個人で行わなければなりません。サラリーマンとして働いていたときはそれらはすべて会社が行っていましたが、個人事業の場合はそうは行きません。特に税金の管理や申告にはそれなりの知識と時間を要するため、専門家からのアドバイスを受けたり、セミナーに参加するなどして必ず忘れずに行いましょう。

開業資金の準備

先程も述べたように、個人事業で開業する場合は銀行からの融資額が限られてしまう場合があります。ということから開業資金の準備の際に個人事業の場合苦労するかもしれません。政府や一部自治体では、個人で開業する経営者向けに補助金や助成金を支給しているところもありますが、それを受給するためは綿密な事業計画書の作成や厳しい審査があるため、それらの利用を考えている方は十分な準備時間を確保しましょう。

個人事業主として起業する際のメリットまとめ

個人事業主として開業することはある程度のリスクやデメリットを伴うのは確かです。しかしそれ以上に上記で紹介した魅力やメリットがあるのも確かです。実際に個人事業主として開業したい、もしくは興味のある方は今回紹介した内容を参考にし、是非役立ててください、ありがとうございました。

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