フランチャイズ相談所

フランチャイズの由来や起源は?~ビジネスモデルの確立と変遷~

フランチャイズの由来や起源は?~ビジネスモデルの確立と変遷~

最近のコンビニや飲食チェーン店などの増加に伴って、フランチャイズ(FC)システムが有用なビジネスモデルとして定着しつつあります。最近ではフィットネスやケータリング、塾、コインランドリーなどの業界においてもFCシステムは導入され、FCがどんどん身近な存在となっています。

FCというと、加盟店登録の一種でFC加盟店が本部にロイヤリティを支払う代わりに、事業のノウハウやブランド名を提供してもらうというイメージが強いと思います。たしかに現在のFCの大半はこのシステムです。しかし、FCシステムが導入され始めた当初はこのような制度とは全く異なっていました。また現在でも、FCには様々なモデルがあり、多種多様なFCシステムが存在します。さらに、FCは今後も多様な形態をとることが予想され、FCは非常に奥が深くなっています。

そこで、FCの由来や起源を紹介し、今のビジネスモデルまでにどのような変化があったかや、なぜここまでFCが広がったのかを紹介していきます。また、今後のFCの展望などにも触れていこうと思います。

フランチャイズの歴史について

”卵からかえったひよこ”

FCの核となる要素は、何かしらの権利を与える代わりにその対価を徴収する仕組みです。この仕組み自体は特異なものではなく、FCというビジネスモデルが確立する前からも似たシステムは多くありました。そこで、まずはFCの語源や原点などを紹介していきます。

フランチャイズの語源

フランチャイズという言葉の語源はフランス語の「franchise」です。この単語の意味は「自由」や「率直」です。現在のFCシステムですと、FC契約で加盟店登録することによってFC本部と同じ名前を名乗れる「自由」が与えられます。一応ロイヤリティなどの縛りが存在しますが、雇われているときと比べると「自由」な経営が可能となるのです。

フランチャイズの原点

フランチャイズの原点となる出来事に、中世イングランドの荘園での徴収制度があります。荘園の領主が小作人に対して、荘園内で自由に売買する権利や自由に井戸などを管理する権利を与え、その見返りとして料金を徴収していました。この制度自体はビジネスモデルとは言い難いですが、この延長線上に今のFCのビジネスモデルがあり、FCの原点と言える制度でしょう。

ビジネスモデルとしての最初のFC

ビジネスモデルと呼べるレベルでの一番最初のFCは1850年代のアメリカの「シンガー社」による売権付与に対する対価の徴収制度です。これが現在のFCの起源と言え、FCシステムの本場のアメリカで誕生しています。シンガー社はミシンを主力商品としており、シンガー社のミシンを販売する権利を小売店に与えてあげる代わりに、販売量などに対して一定割合の金額を対価として徴収しました。このFCの形態は「商標ライセンス型FC」と呼ばれており、この段階のFCには現在のような事業経営のノウハウの提供はありませんでした。

この商標ライセンス型FCがビジネスモデルとして確立できたのはシンガー社と小売店のそれぞれにメリットがあったためです。小売店は多少の対価を支払ったとしても、ミシンという当時最先端であった商品を売れるというメリットがありました。一方で、シンガー社は、大量生産するための資金が必要だった点と、ミシンの販売には対人による詳細な操作説明が必要だった点を小売店に販売権利を与えることで解決できるというメリットがありました。

フランチャイズの変遷と今後の展望

本とタブレット端末

前述でFCの語源や原点、ビジネスモデルとしての最初のFCを紹介しました。ここからは、最初のビジネスモデルのFCの形態から、どのような経緯で日本にFCが伝わり、どのような変遷で現在のFC形態に落ち着いたのかを紹介していきます。また、今後のFCの展望についても紹介していきます。

フランチャイズの変遷

現在では単にFCと言っても、その形態は様々です。最初のビジネスモデルとしてのFCである商標ライセンス型FCだけでなく、ビジネスフォーマット型FC、コンバージョン型FC、ターンキー型FC、エリアFC、マスターFCなどにまで細分化されます。

FCの本場はシンガー社もあったアメリカです。FCのビジネスモデルは今でもアメリカが先端を走っています。日本でもFCシステムが導入されるようになったのは1950年代からです。最初に日本で行われたFCは販売代理店のような仕組みで、今のように運営などのノウハウ提供は行われていませんでした。運営ノウハウの提供も行う、現在のFCシステムに近い「ビジネスフォーマット型FC」が導入されたのは1960年代と少し遅めです。また、1970年ごろには貿易の自由化によってケンタッキーフライドチキンやマクドナルド、ミスタードーナツなどのアメリカ企業が進出してきて、一気にFCシステムが日本に導入され始めました。その後、1970年代からファミマなどのコンビニがFC展開を行い、現在にまで至っています。

フランチャイズの今後の展望

日本のFCはアメリカの後を追っている部分が多く、アメリカに遅れをとっているといっても差支えないでしょう。ただ、確かにFCの導入のスタートダッシュは遅れていますが、コンビニなどの分野ではFC本場のアメリカよりも先端的な成長を遂げています。日本がFCでコンビニを大成功している大きな要因はニーズに合致した経営形態を完璧にFCシステムで賄っているからでしょう。

コンビニ以外にも日本がFCの先端を走るためには、いかに市場のニーズを見出し、そのニーズに合致したサービスをFCの特性を活かして提供できるかが勝負となります。最近注目されているFCの業界に、老後の健康を意識する中高年向けを対象としたフィットネスや、共働きや育児で忙しい主婦向けのコインランドリービジネス、大学進学率の増加に伴い需要が増している塾業界などがあります。このように市場のニーズは見出されているので、後はいかにFCの特性を活かして事業を展開できるかが、今後の成長を左右するでしょう。

まとめ

ここ数年で大幅に広がったフランチャイズについて紹介しました。フランチャイズの語源や原点などを紹介し、さらに、ビジネスモデルとしての原点となった最初のFCを紹介しました。また、日本にどのようにFCが伝わり、広がっていったのかも紹介しました。FCシステムのさらなる発展は、今後市場のニーズをいかに見出し、FCの特性をいかに活かして事業を展開できるかに依存するでしょう。

フランチャイズの由来や起源は?~ビジネスモデルの確立と変遷~

地域で探す

業種で探す

[ 全般 ]

キーワードで探す

開業資金で探す

」にいいね!しました。
フランチャイズ相談所
【利益率は高くないからかえって安心!?】ハウスクリーニング業界の現状を語ります!!|フランチャイズ相談所 vol.315
Facebook上でシェアすることで、記事を広めましょう!
Facebookでシェアする