フランチャイズ相談所

フランチャイズ経営での失敗例と回避する方法をご紹介します。

フランチャイズ経営での失敗例と回避する方法をご紹介します。

フランチャイズ経営が近年注目を浴びています。ゼロから起業するよりもリスクを激減でき、初心者の方でも経営が成功可能な点が最大の魅力となっています。ただ、フランチャイズ経営だからといってリスクが全くないわけでなく、思わぬ落とし穴による経営失敗の例もあります。本ページでは、そんな失敗の原因や事例を紹介し、フランチャイズ経営で失敗しないための方法成功の秘訣をご紹介します。

フランチャイズ経営とは

フランチャイズ経営とは、本部にロイヤリティという対価を支払う代わりに、加盟店としての知名度やブランド力、経営のノウハウが享受できるというビジネス形態のひとつです。加盟店のオーナーにとっては、ロイヤリティを支払うものの、起業の補助や経営方法のマニュアルなどの支援、そして、商品力や知名度の恩恵も享受できる利点があります。本部も、経営のノウハウやブランド力を提供する代わりに、ロイヤリティが得られるという利点があります。このように本部とオーナーの間での利害の一致よってフランチャイズ経営は成立しています。

近年ではコンビニ以外にも、カフェなどの飲食店や介護などのサービス業も増えています。しかし経営の多様化などの要因もあってか、フランチャイズ経営での失敗も起きているのが現実です。

フランチャイズ経営の流れ

フランチャイズ経営では、開業前、開業直後、開業後の3つの時期それぞれに、思わぬ落とし穴が潜在しています。「その落とし穴とは一体何かー」フランチャイズ経営の流れに沿って、順に説明していきたいと思います。

開業前に潜む落とし穴

まず、フランチャイズで起業する際は開業資金が必要となります。この開業資金にはフランチャイズによる加盟金や保証金などに加え、諸経費が必要となります。最初に資金計画を立てますが、その当初の予定より費用がかさむことも多くなっています。この資金が調達できない場合は、借入れなどでお金を賄う必要がありますが、借金による金利や返済に追われることは、開業後の経営計画にも影響を与えかねないのです。

資金調達は最初の関門と言えます。ここで躓いてしまうと、その影響は後を引き、悪循環を引き起こしかねます。資金調達に不安があるという方は低資金で始められるフランチャイズ経営を利用するのも一つの手かもしれませんね。

開業直後に潜む落とし穴

最初の難関である資金調達をクリアして、やっとスタートラインです。開業直後のこの時期は、お客さんを掴むための絶好の機会です。ここでいかに集客し認知度を上げ、満足してもらうかが今後の経営を大きく左右します。しかし、そんな開業直後は非常に重要な時期であるにも関わらず、最も従業員等の人材スキルが低い時期でもあるのです。「人材スキルが低く、経営も手探りで利益を出しにくい段階でどれだけ好スタートできるかー」開業直後の最大の課題となりそうですね。

この不安を少しでも解消する為には、開業前の資金計画時に半年程度分の営業資金を用意したりするといった工夫も必要かもしれません。開業直後は目先の利益向上だけでなく、顧客満足度などの今後に繋がる要因を重視した方が全体的な利益に繋がりやすいでしょう。

開業後に潜む落とし穴

開業直後にお客さんを掴み、経営の立ち上がりに成功して経営が回り始めても気を抜けません。経営が安定していても経営が失敗しやすい要因として環境や市場の変化が付き纏います。

環境の変化としては、競合他社の近隣への出店などが挙げられます。競合他社にお客さんをとられ、経営が傾いてしまう可能性は大いにあります。このリスクを回避する方法として、競合他社に負けない強みを作ったり、リピーター率を重視して顧客満足度を上げたりする経営戦略が挙げられます。

市場の変化は予想が立てにくく、リスクの回避が難しい部分となっています。それゆえ柔軟な対応が要求されます。

フランチャイズで失敗する人、しない人

上記では、フランチャイズ経営の失敗例やその対策方法を、時系列順で紹介しました。次に、全体的にどんなオーナーが成功をつかみやすく、どんなオーナーが失敗に陥りやすいかを紹介していきます。

フランチャイズ経営で失敗する人の特徴は?

◆起業理由がマイナスなオーナー
◆受動的なオーナー
◆向上心のないオーナー
◆お客様の視点を考慮しないオーナー

まず、フランチャイズ経営で起業する理由が、「楽してお金を儲けたいから」「就職先が無かったから」などとプラスでない理由のオーナーさんは経営を失敗しやすい傾向にあります。また、本部から支持された方針しかとらない受け身な経営をし、他力本願となっているオーナーさんや向上心のないオーナーさんの経営成功例も少なくなっています。さらに、お客様の視点に立たずに経営している店舗でも経営が低迷しやすくなっています。

フランチャイズ経営の最大の恩恵は起業までの手厚いサポートと開業後も続く支援体制です。ただ、これらの支援は、オーナーが何もせずとも、本部が成功まで全て導いてくれることを保証するものではありません。本部はあくまで経営のための補助を行うのであり、その補助を活かし経営を成功させるかはオーナー次第なのです。

「独立開業に向いている人と失敗する人のちがいとは?」はこちら

フランチャイズ経営で成功するために必要なことは?

まず、フランチャイズ経営での成功のために必要なのは、オーナーとしての自覚を持ち、経営能力とマネジメント能力を身につけることです。フランチャイズ経営はその名の通り「経営」です。経営者、つまりオーナーは従業員をまとめあげ、経営方針を決定する必要があり、これらをすべて自己責任でしなければなりません。オーナーは経営者としての資質が問われます。

ただ、この経営者としての能力は最初から持ち合わせていなくても良いのがフランチャイズ経営なのです。最初は、本部からの経営指示やノウハウを活用することで経営について体感しながら実践的に学ぶ段階です。経営についてある程度理解が及んだら、向上心をもって経営方針をアレンジしたり、お客様視点に立った経営方針を取ることができます。このような取り組みが、経営を成功させる秘訣であり、このように経営能力を向上できたオーナーが成功するのです。

失敗事例とその要因の紹介

ではここからは具体的な失敗事例をいくつか紹介します。また、「このようにしていればその失敗は防げたかもしれない」といった回避策についても触れていきましょう。フランチャイズであっても、起業に失敗してしまうと多くの借金を抱えてしまう可能性はあります。借金漬けの経営を避けるためにも、以下の失敗事例を参考にしてみてください。

失敗事例①【資金計画が甘く借金が膨らんだ】

前半でも触れましたが、フランチャイズでの起業においてももちろん開業資金は必要です。フランチャイズ加盟に関する費用について調べると、「初期費用の見積もり ○○○万円」といった情報が載っていることもありますが、それはあくまで加盟金や保証金、その他開業までに発生するであろう、おおよその見積もりであることが多いです。

そもそも開業後のランニングコストは立地や集客力、人件費などによって大きく変わってしまうものなので、見積もり額ギリギリの資金しか準備できなければ、そのしわ寄せはすぐに降りかかってきてしまいます。フランチャイズで開業したにも関わらず資金繰りがうまくいかず、すぐに畳んでしまう店があるのはその為です。そしてその後も店舗の原状回復費、光熱費全般、給与の支払い等、諸々の費用の支払いは残るので、たとえ閉業してしまった後でも借金が膨らんでしまうリスクは続きます。

【こうすれば防げたかも↓】

本部から提供された見積もり概算を鵜呑みにするのではなく、「本当にこの資金で良いのか?」「自分はこういった経営をやりたいのでもう○○万円必要だな。」といったように、開業後のイメージをしっかりと膨らませ、その上で予算を見直す必要があったかと思います。理想通りにいけばよいのですが、残念ながら思ったとおりいかないというケースも多々あります。

経営者となるからには、予想通りいかない場合を想定しておくことは非常に大切です。とにかく緻密な資金計画を練り、余裕をもった準備を心がけましょう。

失敗事例②【本部との関係性が悪かった】

経営者とフランチャイズ本部との関係性は、店の売り上げに非常に大きな影響を与えます。よってその関係性を疎かにしたことによって経営に躓き、閉業にまで至ってしまうという店も少なくありません。

フランチャイズ本部の社員も人間です。「本部のノウハウをしっかりと学んで良いお店にしよう」というやる気の見える経営者には、有益な情報や成功するための秘訣など教えてあげようという気持ちになりますよね。逆に良い印象を抱けない経営者は、「あんな態度の人には教えたくない」と思われてしまう危険性があるのです。

有益な情報やノウハウを教えてもらえない経営者はやはりそれだけ失敗の可能性も高まってしまうのは必然と言えるでしょう。

【こうすれば防げたかも↓】

開業後しばらくは日々の慣れない業務でいっぱいいっぱいになってしまう気持ちもわかりますが、こういった失敗をしないためにも、本部の社員、特に担当者の方に対する感謝や尊敬の気持ちを忘れないということは非常に大切です。

最初だからこそ、わからないこともあって当然です。どうすれば良いのかわからない時や経営方針で悩んでいる時に、本部に気軽に相談出来るような関係性を目指し、普段から円滑なコミュニケーションを心がけておくと良いと思います。加盟金やロイヤリティという対価を本部に支払うのは、決して看板名のためだけでなく、有益な情報や指導を受けられるというメリットも含まれているからなんです。

経営者として驕りたかぶることなく、フランチャイズ加盟の大きなメリットである、【有益な情報や経営ノウハウを教えてもらえる】という点を最大に活かすため、本部との信頼関係をしっかりと築いておきたいですね。

失敗事例③【経営者自身の実務経験が足りなかった】

フランチャイズで開業した方のその後の業務は、おおまかにわけると2パターンあります。【自分もスタッフの一人として店に立つ】か、もしくは【経験豊富な人材を店長として雇い、自分は経営に関する業務のみ行う】か。業種によって状況も変わるので、一概にどちらが良くてどちらが悪いと決めることは出来ませんが、リスクという意味では後者の方が高いかもしれません。

具体的にどういったリスクが考えられるのというと、まず一番大きいのが人件費の問題です。他人に店長を任せるとなると、当然それなりの経験や知識を持った人材を探さなければなりません。ということはそれなりの対価を支払わなければなりません。店が軌道に乗るまでの間に人件費が膨れ上がり経営が回らなくなってしまったら…閉業のリスクは非常に高まります。

また人件費だけでなく自分の店の現状を把握しづらいという問題もあります。勿論業種や環境にもよりますが、開業直後のまだ慣れてない時期にも関わらず全く店に立たずマネジメント業務のみ行うというのは、失敗のリスクを高めてしまうことになりかねません。

【こうすれば防げたかも↓】

業種や状況にもよりますが、少なくとも店が軌道に乗るまでの初期段階は、自分も店に立ち他のスタッフと一緒に働くという方がリスクは減るようです。人件費の問題はもちろんですが、それ以上に大きいのはやはり、現場に立つことでしか見えないものがあるという点だと思います。

客層や周囲の環境を分析し、需要と供給のバランスを整えるということは経営者として非常に重要なことです。客層や周囲の環境は開業前に調査したり、開業後スタッフに聞いたりすることも出来ますが、せっかく経営者になったのです。経営者の角度から自分の目を通して店を見渡すことはその後のマネジメント業務において大きなプラスになるはずです。

自分は経営者だから従業員にさせればよいという考え方ではなく、客のニーズや今後の方向性を見据えるためにも、オーナー自身が貪欲に接客に励むというのが人気店舗への第一歩と言えるかもしれませんね。

まとめ

フランチャイズ経営は他の起業よりリスクの低い起業方法ですが、決してリスクは0ではありません。業種ごとによって経営の難易度が変わったり、フランチャイズ経営での支援体制は各本部によって異なります。フランチャイズで失敗せず、成功を掴み取るためには、まず、第一に情報収集が重要となります。情報を集め、各フランチャイズ経営を慎重に吟味し、どの業種・形態が適しているかをじっくり考えることが必要です。

また、フランチャイズ経営は開業が初めてでも本部からの手厚い支援、サポートが受けられます。しかしずっとこの恩恵にあやかるのではなく、経営者としての自覚をもって、経営能力やマネジメント能力を磨くことが、経営を長く成功させる秘訣となります。

フランチャイズ経営は経営の1つであるため、すべてのリスクの回避は難しいですが、リスクの軽減、対策と経営努力によって経営を成功させることは可能です。そのために、フランチャイズ本部の支援を最大限に活かしましょう。

フランチャイズ経営での失敗例と回避する方法をご紹介します。

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